導入事例

某民間企業 様

某民間企業
2017/11/28
業種:
サービス分類:
  • 大型蓄電池“パワーイレ・スリー”

ご利用 サービス:大型蓄電池“パワーイレ”

サーバーの管理は主にデータセンターを利用しているが、一部は自社で管理

当社では、社外・社内向けに多数のサーバーを運用しています。
ビジネスの根幹にかかわる基幹サーバーや対外的なWEBサーバーは外部のデータセンターで管理していますが、社内のファイル共有サーバーや業務用サーバーは事務所の一室(サーバールーム)にて社内で管理しています。

東日本大震災が発生、計画停電対策を検討

停電対策としては、データセンター内のサーバーは管理会社に任せていますが、社内管理のサーバーは自分たちで対策しています。具体的にはUPS(無停電電源装置を用意して停電時の対策としていました。UPSは停電などの非常時に、サーバーを安全に終了させることでサーバーの故障を防ぐ装置なので、東日本大震災が発生した時にはUPSが作動し、サーバールーム内のサーバーは大事に至ることなく終了することが出来ました。地震による直接の損害は軽微で、データセンター、サーバールーム共にサーバーは再起動後に稼働を続けることが出来ましたが、新たな問題として地震発生後の計画停電への対策が必要となりました。

計画停電はあらかじめ停電する時間がわかっているため、非常時のUPSでのシャットダウンは利用できず、手動によるシャットダウンで対応することを想定していました。サーバーのシャットダウンはサーバー間で連携している場合も多く、通常のパソコンのシャットダウンとは違い、準備に手間のかかる作業となることが想定されました。

また、他方からは計画停電の対象となった場合でも一部サーバーは可能な限り停電時にも稼働させたてほしいという要望もあり、停電対策を再度検討することになりました。

大型蓄電池の導入で必要最低限のサーバーの継続稼働が出来るようになる

停電対策の再検討をしていたところに、『パワーイレ』の提案いただきました。UPSとは違い蓄電池であることから、停電時でもサーバーは稼働を続けられるということがポイントとなり採用しました。

計画停電の時間に応じて稼働させるサーバーを選定し、必要なサーバーは稼働を継続することが出来るようになりました。また、一部のサーバーを停止しないことで、シャットダウンの作業が減ることにより、シャットダウン時の作業軽減も併せて実現することが出来ました。

導入後は様々な停電時の対策に『パワーイレ』の利用を想定した計画をしています。災害やトラブルは、発生しないことが一番望ましいですが、これからも停電時の対策として大型蓄電池・『パワーイレ』を活用していきたいです。

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※『パワーイレ・スリー』とは大容量高出力のリチウムイオン蓄電システムです。
工事不要・コンパクトな設計で自由に持ち運びも可能、長寿命でありながら世界トップレベルの安全性(第三者認証機関の安全認証を取得)を誇ります。

※人命に関わる医療機器に使用する場合は事前に医療機器会社・医師・病院等にご確認の上でご使用ください。

※ご利用時サービス名は、大型蓄電池“パワーイレ”。2017年11月現在 現行品は“パワーイレ・スリー”となっております。